葬儀の際に着ていく服について

皆さんは恐らく、普段から葬儀について考えることはあまりないと思います。
それは考えるにあまり楽しい事柄ではありませんし、想定しておきたいものではないからです。

しかし現実的に、葬儀に参加しなければならなくなることは、絶対にあります。
私も以前親族の葬儀に急に参加することになりました。

慌ててその準備をしながら最初に困ったのは、「どんな服を着ていけばいいか」でした…………ですので、今日は葬儀に参加する際の服装をここでおさらいしておきたいと思います。

葬儀に参加する際、子供であればあまり服装は気にしませんし、学生であれば学生服を着て行けば良いでしょう。
ですが大人となれば正装が求められますし、下手な恰好で行けば周りから浮いてしまい、遺族にも失礼です。

さて最近では、葬儀にはブラックスーツなどの略装で参列するのが一般的です。
その際に注意すべきことは、胸元はシンプルに白シャツに無地の黒ネクタイを着用すること。
派手なアクセサリーや時計、カフスなどは付けず靴も光沢の無いシンプルなものを選ぶことです。
葬儀の場は、自分が主役になるところではないのですから、目立つようなものは避けるのが基本です。

しかし急な葬儀の際には、ブラックスーツが無いという事もあるかもしれません。
そういう場合はあなたが一般の参列者である場合、カジュアル過ぎない洋服でも大丈夫です。

スーツと同じように出来る限り、黒に近い派手さを控えた服装を選べばあまり失礼にはなりません。
ですが、自身が親族であったり故人と大変親しい間柄であるのなら、急ぎ仕立てるかレンタルなどで正式な礼装を取りそろえるほうが賢明です。

葬儀は故人の冥福を祈ると同時に、残された人たちがその気持ちの整理をつける大切な場です。
そんな場で、失礼のないようにしっかりと服装を整えて参列するようにしましょう。