義父の葬儀でいろいろと考えさせられました

s_018先日、義父が亡くなり葬儀を行いました。
貯金もなにもなく、借金が少しある義父だったので、葬儀は一番費用の安い家族葬を選びました。
葬儀場も小さな部屋で、焼香の人数も10人ほどと少なかったので、あっという間に終わってしまいました。

初七日まで済ませましたが、火葬する時間を含めてもそうとう短かったのではないかと。
生まれて初めて控え室でみんなが食べるお膳を選んだり、葬儀に使用する花を選んだりと良い経験になりました。

お金がないから家族葬を選んだんですが、家族葬の良さを感じることができた良い葬儀でした。
私の祖母が20年ほど前に亡くなった時は、300人以上の方が参列してくれて、費用もかけて大きな葬儀を行って、葬儀とはこういうものだと思っていたんですが、先日の家族葬で考えが変わりました。

本当に自分のことを大切に思ってくれている人とだけ最期の別れをしたいと感じるようになったんです。
死んでからの姿なんて誰にも見られたくありませんし、家族もよくわからないような遠い親戚や知人が参加したところで、香典返しやら挨拶やらで大変です。

死んでからも迷惑をかけてしまうのは嫌だなと思うので、費用もかからない、本当に近い身内だけで執り行いです。
主人にもそう話していて、私が死んだ場合は家族葬にして欲しいとお願いしています。

まだ30代ですが、人間いつどうなるかわかりませんからね。
主人の考えはまた私とは違うようですが、やっぱり親しい家族だけで葬儀をすると、ちゃんと泣けるんですよね。
あまり親しくない人がいると、恥ずかしさや気遣いから、どうしても我慢してしまう部分があって泣けないんですが、親しい家族だけだと、悲しい・寂しい・辛いといった感情を素直に表現できるんです。

最近では家族葬も人気があるようで、葬儀屋のHPなどを見ているとどこでも取り扱っていますね。
葬儀屋さんも家族葬で儲からないからといって、手を抜いたり雑な対応になることもなかったです。

個人的にはかなりオススメしたい葬儀です。